TOP<1/35<Sd.kfz.141/1 Pz.Kpwz.III Ausf.L
製作メモ
■キット:タミヤ 35215 III号戦車L型
■モデル:ヘルマンゲーリング戦車連隊所属(箱絵説明書より)
■組立:前後フェンダーを薄く削る。アンテナを真鍮線に。別売り純正エッチングパーツ使用。砲塔部ハッチを真鍮線で開閉可に加工。(2009年6月30日組立完了)
■塗装:タミヤサーフェイサー使用。下塗りはすべてMr.カラーでレッドブラウンを全面に塗布
●車体下部、足回り、キャタピラはレッドブラウン+ブラック。
●車体ベース色:Mr.カラーNo.40ジャーマングレーに
No.62ホワイト、No.34スカイブルー、No.66ディトナグリーンを4;2:1:0.5位に配合した青味がかったジャーマングレーで塗装。
●キャタピラ:Mr.カラー、ダークアイアン
●主砲同軸機銃、車体前部機銃:Mr.カラー、ダークアイアン
●スコップ・斧・ハンマー・シャックル等の金属部分:Mr.カラー、ダークアイアン
●OVMの柄;Mr.カラー、タンを塗り、タミヤアクリルのレッドブラウンで木目を書き、乾燥後レッドブラウンにオレンジを混ぜ薄めたものを上塗り。
●コマンダーハッチ裏パット:タミヤアクリルのカーキ
その他は組立説明書の内容で塗装。
■ウォッシング:油彩ローアンバー極薄 ■スミ入れ:セピア
■フィルタリング(退化表現):イエローオーカー、ウルトラマリン、グリーングレー、カドミウムホワイト、カドミウムイエローを車体に点々とつき、筆で上から下へふき取ったり、平面はペトロールを吹くんだ筆でのばした。
■ウエザリング
●車体下部・転輪/ミグピグメントNo.232、234、28
●車体上部はフェンダー前後にミグピグメントNo.232、234を軽く置いた
●キャタピラ/GSIクレオスピグメントのブレンドしたもの
●ドライブラシ/タミヤペイントマーカーシルバーを起動輪とキャタピラ、機銃口に施す。車体はタミヤエナメルのライトーシーグレーでごく軽く行った。
■チッピング:タミヤエナメルのライトシーグレイとジャーマングレーを使用。
コメント
III号戦車は好きな車両のひとつである。
基本塗装はAM誌で紹介された青味がかったジャーマングレイがいい色だったので実践してみた。
しかし、油彩の退化表現で思った以上に使い古された感じになってしまい、一気にモチベーションが低下。今回は油彩の色の反映度のコントロールのむずかしさを思いっきり味わった。
気を取り直してウエザリング、チッピングを施し仕上にかかるとキャタピラが妙に伸びてしまっているのに気付く。恐らくキャタピラをダークアイアンで塗装し、接地面を綿棒でこすった時に伸びたものと思われる。せっかくなので瞬間接着剤でたるみ表現をやってみた。ティッシュではなく太めの綿棒を車体の間に差してたるみを表現した。
フィルタリングで大失敗をしたと思い、放置になりかけたが、気を取り直して完成させてみるとどうしてどうしてなかなかいい感じに仕上がったのは意外である。油彩は今後の参考になる経験をこのIII号で味わったし、タミヤのプラキャタピラが以外と伸びるというのも新しい発見である。うまくこの特性を活かせば高価な連結キャタピラや部分連結プラキャタピラと同じような表現ができる可能性がある。
プロではないので本体価格より高い連結キャタピラは使う気にはなれないので本当に大きな発見であった。(2009年9月18日完成)
制作過程はこちらからどうぞ。
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